旅と自転車とレンタサイクル的評価で見る、中国バス・ドリームスリーパーの○と×

旅と自転車とレンタサイクル的評価で見る、中国バス・ドリームスリーパーの○と×3列シートよりも豪華な2列シートの高速バスが最近では登場している。旅と自転車とレンタサイクルでも、2列シートの高速バスをまとめたりしていたが、今回、ついに2列シートの高速バスに乗ることができた。

今回乗車したのは、中国バスのドリームスリーパーで、しまなみ海道を帰る時に使用した。ドリームスリーパーの座席は2つあり、通常クラスのエグゼティブシートと、上級クラスのゼログラビティシートがある。今回乗車したのは、通常クラスのエグゼティブシート。車種はヒュンダイ・ユニバース。日本ブランドよりも安価なのを武器にして、高速バスでも見ることがある。

dreamsleeper

ここが良いところ(○)

ドリームスリーパーは土足厳禁となっているが、土足厳禁のお蔭で、通路はカーペット敷きとなっている。このおかげで楽にトイレや化粧室の行き来ができる。トイレや化粧室も通常の高速バスより広い。座席や足元はゆったりとしている。上級クラスのゼログラビリティシートは、通路との仕切りはパーティションで仕切られている一方、通常クラスのエグゼティブシートの仕切りはカーテンだが、カーテンが大きく、前後の仕切りもカーテンが使用されているので個室感はあり、深夜にスマートフォンを使用しても他の座席の迷惑にはなりにくいと感じた。

座席はムアツクッションを採用しているのが売りで、個人的には体の特定の部分に力がかかるようなことはなかったが、座席が平板なので、ブレーキがかかると体が前方に行きそうになったが、窓側スイッチにあるチルト機能を使用したら、うまくいった。

アメニティは良く、車内設備もさくら色LED、ウェルカム・アロマ、イオン発生器ナノイー、快眠音楽4チャンネルマルチ、AC&USB / Wi-Fi(無線LAN)と豊富だ。

ここが悪いところ(×)

一番悪いのは乗り心地。ヒュンダイ・ユニバースのWikipediaを見ると、サスペンションは前後輪とも車軸懸架式を採用しているとのこと。日本ブランドでは前輪独立懸架式を採用していて、一般的には前輪独立懸架式のほうが乗り心地は良いと言われている。その一方、コスト、整備性、耐久性は車軸懸架式が有利のようだ。

サスペンション機構の違いか、乗り心地は硬く、ガタガタ、ヒクヒク、ブルッブルッとした嫌な振動が非常に気になった。いつもなら気のせいと感じるのが普通だが、5日前に東京~岡山間をジャムジャムライナー(日野・セレガ、若しくはいすゞ・ガーラ)をしまなみ海道に行くときに利用し、ドリームスリーパーに乗る16時間前には、しまなみライナー(三菱ふそう・エアロエース)に乗っていたため、日本製バスの振動を知っていたので、ヒュンダイ・ユニバースの乗り心地の悪さが良く分かった。日本製高速バスではヒュンダイ・ユニバースのような、一瞬で収まりそうな振動が連続で出るような場面は記憶にない。また、高速走行の直線では船みたいに左右にユラユラと揺れるような場面があった。あまりにも揺れるので、深夜1時あたりでスマートフォンのGPSで確認したら、コーナーでは左右に比較的揺れないが直線では左右にユラユラと揺れるのがわかった。この時間だと新名神を走行中だったのを記憶している。新名神でも嫌な乗り心地が発生していた。

ヒュンダイ・ユニバースの乗り心地の悪さ、振動、揺れは、「旅と自転車とレンタサイクル」の感覚から見れば、非常に良くない。乗り心地の悪さは、行きでは疲れが残ってしまい、疲れを残しながら旅を行うことになる。帰りでは、旅で疲れていて、揺れの耐性が弱くなり気持ち悪さが増幅されてしまう。実際に、ドリームスリーパー(ヒュンダイ・ユニバース)に乗ったとき、あまりの乗り心地の悪さで、最初はスマートフォンの画面を見ると乗り物酔いを起こしそうなほど気持ち悪かった。一旦寝て、乗り心地の悪さで深夜に起きたときはなんとかスマートフォンを見ることができた。一方で、行きに使用したジャムジャムライナー(日野・セレガ、若しくはいすゞ・ガーラ)では、体調的な条件が若干違うにしても、スマートフォンを見るのは辛くなかったが、周囲の迷惑防止と明日のことを考えて、途中で見るのをやめた。また、ドリームスリーパーに乗る16時間前に乗車した、しまなみライナー(三菱ふそう・エアロエース)は始発に乗ったため、乗り越ししないように眠るのを気を付けていたほどだ。

ドリームスリーパーは、最高の眠りと上質なリラクゼーションを追求しているらしい。確かに内装だけなら非常に良く、また使用したいが、ヒュンダイ・ユニバースを使用したおかげで、最悪の眠りと最低のリラクゼーションになってしまい、自分は眠ることがほぼできなかった。(自分の場合は実質2時間)個人的に、レンタサイクルをフルに使い旅をするような人は、ヒュンダイ・ユニバースを使用する高速バスに乗るのは薦めない。

DREAM SLEEPER | 最高の眠りと上質なリラクゼーションを追求した高速乗合バス



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